「ハリー・ポッターと死の秘宝」J・K・ローリング

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ハリー・ポッター読了。

 

作者は登場人物をいじめるのが本当に上手い。

読者は、こうして数々の危機を乗り越えてこその

エンディングのカタルシスがたまらないんだから!

 

ああ、面白かった!

楽しかった!

 

負け惜しみでなく言うが(笑)

マジでリアルタイムに読んでなくて良かった。

一気に読めて幸せだ。

 

上巻の最終章。

絶対に戻ってくるって分かってたけど

ロンが戻ってきて嬉しくて泣けた。

彼の人間的に正直なところが

本当に魅力的。

 

最後の対決の場がホグワーツなのが

最高に昂った!

それまでハリーが物語の筋に

イヤってほどいじめられていた分

ホグワーツの友人たちが

本当に立ち上がってくれたのがどれだけ嬉しかったか!

 

何年か後にまた読もう。

 

個人的な感想だが

最終章に向かうにつれ

荒川弘の「鋼の錬金術師」と似たものを感じた。

あれも良質の児童文学になり得る漫画だったと思う。

 

少年の成長、

仲間との出会い、

彼を導く大人たち、

両親の愛情、

善悪だけでは割り切れない人の心、

その強さと弱さ、

そして、向き合うべき試練。

 

ああ、物語って面白い。