「夏休みに、翡翠をさがした」岡田依世子/作 岡本順/絵
以前、合評会で先生に勧められた本。
小学6年生3人の夏休みの冒険譚が
地に足がついたテイストで描かれている。
「自分もやってみたい」と
子どもらに思わせそうな
現実感のある冒険がいい。
ただ、小6くらいの子だと
「ほのかな恋心」みたいなものも
テーマに入ってくるのかもしれないけど
一緒に大冒険した3人組のうち
二人が一歩「恋」に踏み出そうとするラストは
私的にはちょっと残念な気持ちになった。
同性同士の3人組でこういう展開になれば
内二人だけで友情を深めようとしたら
それは裏切りというか、かなりヒドイ話だけど
男女だったら、もう一人は許すしかない。
なんか、もう一人の取り残され感を感じてしまった。
私的にはラストは蛇足。
爽やかに終わって欲しかったな〜。