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映画「ルーム room」

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レンタルで視聴。

【内容について触れています】

 

 

 

 

17〜24歳までの七年間、

誘拐犯に監禁されてただけでも凄いことなのに

その中で、出産と子育てまで…。

というか、むしろ息子がいたから

彼女は発狂せずに生きていられたんだろうな。

 

息子の父親は、自分をこの境遇に陥し入れた誘拐犯。

その子をあんな風に愛して育てられるだろうか。

 

心情的にはノー、でも経験的にはイエスかもしれない。

子どもとの関係は、DNAじゃなくて日々の積み重ねだから。

 

そして、今の息子君が無垢で素直ないい子だから。

 

ただ、彼が長ずるにつれて、誘拐犯に似たり、

反抗的な性格になったり、

反社会的な行為をしそうになったりした時に

彼女はどれだけ苦しむだろうか。

 

彼女の息子を直視できずに去る父親

「ばあば、大好き」と言われて「私もよ」と返せた母親。

どちらの気持ちも、すごく分かる。

 

幸せを願って育てていた娘を襲った不幸と、その結果たる孫。

そこから生還した娘が、今求めている幸せ。

 

息子君が

「4歳に戻りたい」

「いつものベッドに寝たい」

「ルームに帰りたい」

そう言うたびに彼女の感じる複雑な気持ち。

 

彼女にとって地獄だったルーム。

それでも彼女は、息子にとっていい心地の良いホームに

きちんと整える努力を怠らず、5年を過ごしてきた。

すごい精神力だと思う。生きる力の強い人だ。

 

そして、初めて世界に触れる息子君の

みずみずしい感動が美しい。